ODなのかふとーこーなのか

中1息子のふとーこーというかODというか

いまのこと

息子、現在中2。

4月半ばから数学に出始め、その次に理科、社会、体育、技術と微妙に参加強化を増やしつつ、学校行事も参加しつつ、でもあっという間に2学期も終わりです。あれだけ着ないと言っていた制服もいつの間にか普通に着るようになり、あれだけすぐに脱いでいた体育着もなんなら家に帰ってきてからもずーっと着てます。今は自転車で寒い中登校もします。1時間目の授業でも自分が参加している授業ならちゃんと起きてきて間に合うように行きます。

復学支援を受けて復学したお友達も身近に2人いて、そのお子さんたちはとっくに朝から最後まで学校にいられるようになったのにうちの息子は牛歩かそれ以下か。私の選んだ道は間違っているのか、私の何がいけないのかと泣いたり落ち込んだりする日もありました。

今はもう今更ここまで来ちゃったら逆に復学支援も頼めないし、なるようになれと思っています。SCのおじさんに「例えば勉強しない授業出ない今を、いつか後悔するかもしれない。逆に勉強しなくて正解だったと思うかもしれない。どっちにしてもその葛藤や思いは息子くんのものだよ。結局親からしても他人事なんだよ」と言われてからなるほどなぁと思うようになりました。

息子の課題は息子の課題、私のものでは無い。朝起きないのも息子の課題、そう思いつつ生活しています。

まあでも不安は沢山あります。あはは。

4月です。

前回の記事を書いたのが10月の終わり。

 

現在どうなっているかというと、このままずーっと変わらず給食だけ食べに行って食べたら帰る、以上。そんな毎日が続いています。

 

4月になってクラスもかなり配慮してもらえました。

担任も今までと同じ先生。

だけど結局行けないんです、それが不登校

 

わかっちゃいるけど。

 

しんどいなぁ。

9月~10月

学園祭が終わってからは、担任の先生の都合に合わせて11時か12時に学校に行き、別室で作業してから教室で給食を食べて帰るか別室か~、というのが定番になってきていました。しかも2学期はずっと自分で自転車で行くように。

 

それでも9月後半には登校前に憂鬱そうな顔をする時もあったり、起こしてくれと言われるので起こすけれども全く起きなかったり。生活リズムもうまく回らず時には2時半頃まで起きていたこともあったようで。そりゃ起きれないわな。(とは本人には言わないけど)

 

なので、憂鬱そうな顔をしている日は先生に電話して「今日はちょっとしんどそうです」と伝えてみたり。そうすると先生も(やっぱり教室だと何の違和感もなく楽しそうにしているんだとか…)押したり引いたりしながら、じゃあ今日は午後からおいでとか、今日は作業だけでいいよ~とか調整してくれるのでした。

 

そんなこんなで相変わらずの別室登校&給食というスタイルが10月も続きました。地域のお祭りに学校行事として参加しなければいけなかったけれど、それも華麗に不参加を決め、市のマラソン大会にも学校行事で参加するはずがそちらも不参加。もういいのです、不参加だろうと思って先生も私も事前に不参加の場合は何時に職員室おいで~ってのが決めてあったので。

 

ただ、なんとなく学園祭終了後からしばらくは、なんか教室行けてるけど下がってる気がしていました。行けてるけどなんか、なんか、うーん。みたいな。上に書いたように登校前が憂鬱そうだったり、友達の話もほぼ出てこず、友達から距離も離れているような。小学校の運動会(妹がいるので)も見にきたけれど、友達がいても自分から寄っては行かず、来てくれた子とだけ話すみたいな。遠くに小学校時代仲が良かった子たちがいても、「わかってる」の一言。

 

このモヤモヤはなんだろう、このまま教室に行かせていてもいいのか?どう対応していったらいいのかわからず、10月初旬、私だけで思春期外来に行きました。(それに関しては別記事で)そこで言われたことでモヤモヤしたりもしたけれど、行って何かを得た気がします。

 

そしてこれを書いてる10/26現在、ここ2週間は登校前も憂鬱そうな顔をしなくなったなぁとは思います。学校であったことは自分から話して来ないけど聞けば話してくれるし、家では好きなことをやれている、夜もよく眠れているようだし(最近は0時まで勉強と言う名のラジオタイムを過ごし、0時半頃就寝しているらしい)、ご飯も良く食べている。笑っている、無駄話は結構する、だから多分大丈夫なんだろうと思っています。何か困ったら言ってきてくれると信じています。

2学期(8月下旬~9月)

夏休み中、部活に行ったり行かなかったりしながらもなんとなく気持ちには前向きなものを感じていた。でもお盆休み頃に従姉の家に行ってから夜更かしの習慣がついてしまい、そこから生活リズムはボロボロに。しかも夜遅くに従姉(高1)からLINEが来るようになり、なんかこー、うーん。宿題もなぜか昼間はやる気にならない、集中できないからと言って(これはODだからなのか?こういう点も不登校だからなのかODだからなのか対応に悩むところです)夜遅い時間にやっていたので、なんとなく悪循環。

 

それでもなんとか持ちなおそうと努力はしているようだったし、宿題もやり終えていない分に関しては親友くんに電話で聞いたりして、出来そうなものはなんとか終え、夏休みが終わる前日は翌日の準備もしていた。

 

まぁ行かないんですけどね。

 

先生に出来れば8時半に、その時間が無理なら10時においでと言われていて、8時半に間に合うように起きていたけど行けなかった。やっぱりな~と思っていたのでいいんだけど先生はちゃんと電話をくれて、じゃあ午後に宿題出しにおいで~と言ってくれた。ついでに親友くんも電話をくれて、午後部活あるけど行かない?と誘ってくれた。じゃあ部活行くついでに先生に顔出してくる、と言って出かけて行き「顧問の先生が来ないからって2年がずっとふざけててこんなんじゃ練習に行く意味がない」と帰ってから怒っていた(ちなみにこれが最後に出た部活)

 

 

翌日はテスト。中学って大変だね~。先生は出来れば教室で受けてほしいと思ったようだけど、約束の8時35分までには行けず午後から別室で受けさせてもらった。ちなみに点数は国語は平均点、社会と理科は3割ほど、数学と英語は80点を余裕で越えていた。どの教科も授業に出てない息子より下がいるのかとなんだか不思議な気持ちに…。でも授業に出てない、課題出してない息子の評価は最低か、もしくはつけてもらえないんだろう。

 

 

 

その日以降、中学は学園祭の準備に入る。

 

 

午後から登校して別室に行っていたが、急になかなか帰ってこなかったりして心配していたら、学園祭の準備や練習に参加していた。でも帰りたくても帰らせてもらえなかったと不満げで、登校して何をさせられるかわからない不安からか(参加したくない準備に参加させられるのかなぁとか、練習に出なきゃいけないのかなぁとか)なかなか朝起きなくなったり、出かける前にとても憂鬱そうな顔をするようになった。「行けば楽しいこともあるけど、体育会系のノリが辛い。練習も厳しいだけしかない。全体練習は無理、体もキツイ、参加したくない。でも1年だけの練習や準備なら参加できる」というので、見るに見かねて先生に「出来れば翌日の予定を前日に教えてやってほしい、そして参加することが出来るか出来ないか本人に聞いて、参加できるというものだけ参加するようにしてほしい。どうも1年生だけの活動なら参加できそうだ」と連絡。先生から見ると友達とも先輩ともとても楽しそうにやっていて、そんな風に考えていたとは微塵も思わなかったらしい。

 

私たちが中学生の頃なんて、学園祭の準備なんて楽しくてしかたなかったのにね~…

 

そんなわけで翌日からは出られる準備にだけ参加して、体を使わないクラス合唱や学年合唱の練習も参加した。そして当日は10時までに来れば大丈夫だからゆっくりでいいよと先生。もし10時がしんどかったとしても、午後の部だけ来るんでも大丈夫だよ、と。10時なら行けると本人も言い、じゃあお弁当作る?と聞くと「作って!から揚げ!」と言う。ああ期待しちゃいけない、期待しちゃダメだ、話は半分くらいでいかないと。と心に言い聞かせて朝。

 

「腹痛い…」

ヤッパリネ…。

 

多分、過敏性腸炎なんだろうなと思う。便秘と下すのを繰り返していて、何かあるとおへその下が痛くなるので。でもまぁ慌てず騒がずゆっくり待ちましょう~と午前中は穏やかに待ち、昼近くには家でお弁当を食べ、徐々に元気になってきた息子だったけれど13時を目の前にして「行かない…」と一言。

 

ヤッパリカ…。

 

「先生が入場の時とかに大きい声出せよ!とか言うのがしんどい」とか「体育の先生が演技中に汗ふいたらダメとか言うけど、その理由がみんな汗かいてるのは同じだからって。納得できない」とかそんな感じでなんだか情けなくなってきてしまって。息子の前では何も言わなかったけど、違う部屋に行ってから泣きながら夫に色々言ってしまった。

 

ひとしきり泣いて、もう全てを諦めて、翌日の文化部門もまぁ行けないだろうと悟って、じゃあみんなで出かけようって大きな公園までドライブして、家族でキャッチボールして。夕方先生から電話がかかってきて、先生も昼間は忙しくて対応できず申し訳なかったと言ってくださり、良かったらもう夕方でほとんど生徒もいないからおいでと言って職員室に顔を出しにいった。これで出席。そして翌日は先生に14時に別室にと言われていたけれど、タイムテーブルを見ると全校合唱の少し前。多分先生はこれに出るように言うつもりだと息子は察知し、メールで14時には行けません、学園祭には参加しませんと伝え、14時に顔だけ出して中1の学園祭は終了。

 

いやー…小学校時代の息子は6年生で白組のリーダーをやりました。それ以外の場面でもあれこれと引っ張って行く方で、どちらかと言うとこうやって力を合わせて活動することが好きな子でした。それがまさか体育会系のノリが嫌だとか、厳しいだけでしんどいとか言うようになるとは思ってもいなかったなぁ…中身がまるで変ってしまったようでした。

 

ただこんな中でも教室に給食を食べに行くことは出来るようにはなっていて、しかもクラスメイトの前で合唱練習から逃走するとかwをするようにはなれました…^o^そして学園祭後も一応はその教室に給食を食べに行くことだけは続いていたのでした。

夏休み

夏休みに入る。

 

夏休みは部活に行く、と言っていた。親友くんと約束したらしい。でもやっぱり当日の朝は起きれたのに行けなかった。行けなかったのか行かなかったのか。結局そのまま前半の部活は行かず、朝の集合が遅い日(しかも中学の体育館ではなく慣れ親しんだ小学校の体育館が練習場所だった)には参加。

 

部活が厳しくてそれがきっかけになった、とかいうことも聞くけれど、そんな強い部ではないし、そんなキツい部でもない。人数も少なくてアットホーム。

 

ただもう体力はガタ落ち。付いては行けるけれどその後の筋肉痛。友達は息子がテレビの前で横になってゲームやつべ三昧していた3ヶ月の間で、筋肉痛なんてならないくらい体が作れてきているわけで。元から運動には自信があってなんでもそつなくこなしていた息子からしたら、劣等感をめちゃくちゃ感じたのではないかと今なら思う。

 

大人は知っている。落ちた体力はコツコツ運動していくことでしか元に戻らないことを。でもそれは息子には正論でしかないわけで。自分から動き出さなければ続かないし意味もないのだ。

 

とりあえずこの頃のワタシ的には「行かないなら行かないでかまわない、だから行くか行かないかは自分で決めて」でした。行けないだろうに行く約束をしてしまい、朝うだうだしているのが一番しんどかった。いっそ体調不良でしばらく休むって言ってしまったらどうか?とも話したけれど、それは結局息子の中では無かったらしい。

 

 

その後も1回か2回は行ったけれど、9月以降は一度も参加していない。

 

 

 

部活以外では本人の希望で塾通いを始めた。不登校なら誰にも会わない時間に見れますよ、という個人指導塾で、平日の昼間でも大丈夫ということだった。別に先生が不登校を経験していたわけではないけれど、時間の融通が利くという点と教え方が息子にあっていた点で、本人も「とりあえずやってみたい」と始めてみた。週に2回、1時間ずつ。短いけれどマンツーマンなので、夏休み中で英語と数学は学校に追いついた。

 

 

その他、家族旅行をして海のアスレチックやシュノーケリング。コンサートにも2回、私と子らの3人だけで名古屋旅行をして、息子はずっと行きたかったもんじゃ焼き屋さんにも行った(大好きなYouTuberが行ったのを見てからずーっと行きたかったそうだ)。あ、そのYouTuberさんの貴重なイベントもラッキーなことに当選し、私と息子の二人で見に行った。スクールオブロックというラジオ番組のフェスにも行ったよ!

 

宿題はワーク系は全部やりました。とはいえ社会と理科は全然やってないので答えを見ながら。あとは出来そうな宿題はちょこちょこっと。

 

正直色々入れないとこっちも落ち込んでしまう感じだったので、盛り沢山な夏休みではありました。

 

 

 

7月中旬~1学期終了まで

7月後半というか7月中旬。

 

息子がいつ来ているのかと、一番仲がいいクラスの男の子が先生に聞いてきてくれたそうだ。で、先生が「明日は昼ごろ来る」と教えると、相談室に会いに行ってもいいか?と。そしてクラスに来るよう誘ってみてもいいかと。そして息子は嫌だと言ったのにみんな仲がいい子ばっかりだったので、行こうよ行こうよ~~~と言われてそのまま教室に行き、再び給食を食べることになったんだと。渋々行ったけれど、久々に行った教室は楽しくて、その後の合唱練習も出て、全校集会にも出たら、仲がいい先輩も声をかけてくれてとてもうれしかったそうだ。

 

 

そしてこの日以後、息子は1学期が終わるまで教室で給食を食べるようになった(と言ってもあと4回しかなかったけど)

 

 

 

7月前半のこと

6月後半に一度行った教室参加も、その後は本人の希望で別室登校のみ。2学期までにはどうにかしたいという気持ちもあるが、まだその一歩が踏み出せない。

 

 

それでもそこから以降は技術室ではなく、徐々に職員室そばの相談室に移り、担任だけでなく学年主任や数学の先生、校長や教頭などもちょこちょこと顔を出してくれる。おかげでそれまでは担任のあいた時間だけしか登校できなかったが、他の先生にも見てもらえるので安定して午前中10時半くらいから給食が始まる少し前くらいまで、自習をしたりするようになった。

 

 「友達」には会いたいけれど、そうでない生徒に接することが不安、しんどい。

 

生徒に接しなければ学校に行ける、授業も受けたい、勉強もしたい。この頃の息子のつぶやき。小6の夏、町内の小6が集まって市のキャンプ場で2泊3日一緒に活動するという行事があった。それは毎年恒例で、ここで知り合って中学につなげていくという目的なんだけれども、息子はそこで楽しかったというよりとても疲れたと言っていた。虫が苦手だったりちょっと怖がりだったりもするので、てっきりそれで気づかれしんたんだと思っていた。だがその後もう一度、人数の関係で友達に誘われた自治体主催のキャンプも参加し、それは夜になって泣きながら「迎えに来てほしい、もう無理」という電話がかかってきて車で迎えに行くほどだった。係りの先生が言うには「同じ班の男子がふざけてばっかりで、息子くんは女子のみんなと協力してとても頑張ってくれた。それで疲れてしまったのかもしれない」と言ってくれたが、後々聞くと「知らない人同士で協力して何かをするのがとても疲れるし嫌いだ、漠然とした不安がずっと続いてしんどかった」と言っていた。人懐こい方ではないけれど、かと言ってここまで不安を感じるほどだとは思ってもいなかったので正直ショックだった。